Monday, 27 August 2007

コタさんトレーニング&ドッグ・ウィスパラー



コタロウのトレーニングが2回あった。最初は1時間45分くらい(多少延長料金取られた)、2週間後のフォローアップは本当は45分のところを1時間くらい(これも延長料金取られた)。120ドル+85ドルで205ドル也(ジャックラッセルテリアを飼っているエマ吉の妹は最初のレッスンで120ドル払った事に驚いていた。彼女の時はパピースクールに通わせて1回10ドル x 4だったらしい。しかしそれって7年ほど前で、今のシドニーのインフレと、パピースクール(こちらから出向いて小グループで犬同士慣れさせる)とは違うので、トレーナーがこちらに来てくれて問題行動全てを聞いてくれるのとはまた違うだろう)。

最初のレッスン。ハイライトはトレーナー(南オーストラリア出身・30代後半女性)とエマ吉とのバトル。基本的に犬の問題行動というのは大抵人間サイドにまず問題がある事が多い、というのを本で読んでいたので、予見はしていた。

トレーナーが説明しているのにエマ吉の足にじゃれてくるコタロウに、エマ吉はデレデレ。それを何度も繰り返すのでトレーナーがエマ吉を叱る。その前のカウンセリングの時に既にトレーナーはエマ吉が弱点だと見抜いていたので(ていうか素人の私ですら甘やかしてるというのは見えてたから)、事ある毎にトレーナーは「…特にエマニュエルは」という言い方をしてきたので、エマ吉も半分抵抗半分ふてくされ状態。一触即発になるんじゃないかと私はハラハラ。

私の直さなければならないところは、何をコタロウにして欲しいか明確に指示すること。一回そのコマンドを言ったら何度も言わず、コタロウがやるまで「あっ!」とか「コタロウ!」って言うか首輪をつかんでやらせること。もっと話しかけて褒めること。

その後、結構コタロウはいい子に。エマ吉もあれだけトレーナーに抵抗してたけど、彼女のアドバイスを守るようにしていた。

そこそこ良い子になったが(それでもいくつか問題あり)、散歩はまだまだ自信がない。コタロウは散歩になると嬉しくてはしゃいで言うことを聞かなくなる、リードは引張る。他の犬とは結構うまくやってるみたいだけど。カフェに連れて行ったとき、ウェイターに飛びつこうとしてヒヤリ。

2回目のトレーニングでそこら辺を相談。散歩で彼女の威力が発揮される。あれだけヒール(横について歩く)が出来なかったのに彼女の指示をちゃんと聞く。それも「ねぇねぇ、僕うまくヒールしてるでしょ!?」とイキイキとしたコタロウ。「すっげー…」とエマ吉と私はポカーン状態。

トレーナーの話では、コタロウはかなり頭がいいらしく、唯一私たちが気をつけなければいけないのが、私たちの空間に入り込んでくる(Space Invasive)点らしい。人の足の上にお尻を乗せて休んだり、立っている時に両足の間に入って遊んだりするのは可愛いけれど、テリトリーを侵してくる=上に立とうとする態度を助長する可能性があるらしい。普通は雑種の方が賢いらしいが、コタロウを見て彼女の体の弱い友人に薦めたいと思ったらしく、コタロウのブリーダーを教えてほしいと言われ、オベディエンス(指示されたことに対していかにエレガントにこなすか)の大会にチャレンジしてみてはとまで言われた。

面白かったのが、トレーナーがエマ吉にコタロウの短い尻尾を見て、「これって尻尾を切ってるの?オーストラリアでは禁止されてるんだけど」みたいな事を言ったらしい。エマ吉が「いや、コーギーは尾が短いのがあるんです」というと「いいえ、私が見たコーギーは尻尾が長かったわ。切ったんでしょ?」「いや、ボブテイルと言って生まれつき短い尾の遺伝子を持っているのを繁殖しているブリーダーがいるんです」と言ってやっと納得したらしいが、「それでもやっぱり私は尾が長いほうがいいと思うわ」なーんて言ってたらしい。

その後、友人から薦められていたシーザー・ミランというアメリカのドッグトレーナーの本を読み、ナショナルジオグラフィックチャンネルで放送されている「ドッグ・ウィスパラー」のDVDを鑑賞。

コタロウを遥かにしのぐ色んな問題を抱えている犬が彼によって次々とおとなしくなっていって、飼い主があっけに取られてる様はちょっと前の私たちを見ているようだった。

Sunday, 5 August 2007

最近のコタロウ





お散歩に行けるようになって大喜びのコタロウです。体が半分闇夜に溶けてますが。